ビルボードとオリコンのランキングに差?どっちが正しいの?オリコンでは複数枚の同じCDを買ってもカウントは一枚の罠。
オリコンランキングとビルボードランキングが違う理由
9月21日にリリースされる2ndアルバム『Snow Labo. S2』
発売まで1週間を切りました。
みなさん、CDは複数枚買われる?
CDの飼い方にも、実はランキングを大きく変える要素があるのです。
先日、SnowManが3月に発売した「ブラザービート」が
上半期シングルチャート1位を取りました。
ビルボードチャートでは87.9万枚(現在は 89.9万枚)
一方オリコンは85.9万枚現在は (87.5万枚)
日々、両方のチャートの数に違いがあることに疑問がわきますよね。
CD、DVDなど売り上げ枚数にも差が起きています。
これってなんで?
オリコンチャートとは、1968年1月から開始された
オリコンリサーチ株式会社が発表する日本国内における
音楽・映像ソフト(CD、DVDなど)の売り上げを集計したランキングである。
また、
ビルボードチャートとは、2008年2月から開始された
アメリカの音楽チャート「ビルボード」の日本版、
「BillBoard JAPAN」が発表するCDをはじめとした
音楽の複合的な売り上げを集計したランキングである。
日本では歴史的にはオリコンチャートが圧倒的ですが、
世界的な影響力と実績を残してきたのはビルボード言えます。
ビルボードチャートのその歴史は古く、1894年11月1日に
『ビルボード・アドバタイジング』 (Billboard Advertising) という誌名で創刊。
その後、1914年、ビルボードは初めて全米のポピュラーソングチャートを掲載、
1940年には初めて独自の統計から割り出したヒットチャートを
「音楽人気チャート」 (Music Popularity Chart) のコーナーを設けて
独立ページで掲載しています。
ビルボードの売上はCD売上以外の要素が含まれているからという大ウソ。
「ビルボードの売上がオリコンより多いのは、
CD売上以外の要素が含まれているから」とも言われていますが、
それは複合チャートであるHot 100での話であり、
CD売上の時点でそれは含まれていません。
普通に考えればその場合「枚」の単位が使えなくなります。
オリコンとビルボード、なぜ集計枚数に差が出るのか。
まずそもそも調査会社が異なります。
オリコンは自社で集計していますが、
ビルボードはサウンドスキャンが集計しています。
ただ両社とも、調査店舗だけでの売上では無く、
そのサンプル数にある係数を用いて推定の売上枚数を算出します。
調査店舗数の大小は枚数の差異に影響はしません。
当然集計会社によってサンプルの取り方や係数が異なりますから、
算出される枚数は、例え調査店舗が完全に一致していても異なる数字が出ます。
加えてオリコンでは2016年9月以降、
複数枚数の購入を促す売り方をしている場合は、
実際の売上枚数から減算する処置が施されています。
これはどういうことこと言うと、
例えば、同一店舗で、複数枚の同じCDを買う。
これはオリコンでは「一枚」とカウントされるのです。
視聴用、観賞用、保存用、予備用、予備の予備用、布教用、と
普段から複数枚買う事が当たり前のようになっていますが、
これを正しく計数させるには
別店舗で、それぞれ購入するのが良いのです。
わたしはいつも、渋谷のタワレコ、
TSUTAYA、HMVと、都合がつけばさらに新宿のタワレコなどを回ります。
複数枚同時に買うとカウントされない理不尽。
きちんと計測してくれるようになるのが一番なのですが、
大人の事情と言うものもあるのでしょうか…。
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